落書きに歴史をよむ
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落書きに歴史をよむ
(歴史文化ライブラリー, 375)
吉川弘文館, 2014.4
- タイトル読み
-
ラクガキ ニ レキシ オ ヨム
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内容説明・目次
内容説明
今も各地の古寺に残る、参詣者や武士らの「落書き」。彼らはその文字にいかなる思いを込め、なぜそこに書き記したのか。山形県の若松寺観音堂などの「落書き」から、社会と向き合う人々の心のありようを、歴史的に考える。
目次
- 落書きは歴史資料になりうるか—プロローグ
- 落書きへのまなざし—歴史資料としての落書き(落書きを歴史資料として活用する;落書きを調査する—若松寺観音堂の落書き調査;「かたみかたみ」「あらあらこいしや」—落書きにみられる定型表現)
- かたみとなれや筆のあと—落書きされた歌を追って(歌を書き付ける、ということ;「かたみの歌」の発見—落書きで広まった歌;ひとり歩きする「かたみの歌」—「かたみの歌」の展開;石に刻んだ「筆のあと」—「かたみの歌」の変容)
- 落書きにこめられた「祈り」と「巡礼」—落書きと信仰(仏堂に落書きされた「巻数」;落書きは海を渡る;落書きはなぜ書かれたか—巡礼と落書き)
- 人はなぜ落書きを書くのか—エピローグ
「BOOKデータベース」 より