平安物語における侍女 (じじょ) の研究
著者
書誌事項
平安物語における侍女 (じじょ) の研究
笠間書院, 2014.2
- タイトル別名
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平安物語における侍女の研究
- タイトル読み
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ヘイアン モノガタリ ニ オケル ジジョ ノ ケンキュウ
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注記
博士論文 (東洋大学, 2012年) に、その後の新稿を加え、全体にわたって大幅に加筆修正したうえで一書にまとめたもの
内容説明・目次
内容説明
「女房」「召人」「後見」「乳母」…。侍女の様々な表現から、背後にある時代の文化と社会を理解する。
目次
- 序 平安物語における侍女
- 第1部 侍女の諸相と表現の差異(『源氏物語』における光源氏と侍女の関係—「女房」「御達」「女ばら」の表現の差異;「大人」と「童」との境界—『落窪物語』「あこき」を中心に;“召人”と『和泉式部日記(物語)』の女の差異)
- 第2部 侍女による「後見」(平安文学における侍女の「後見」の立場と展開;紫の上幼少期における少納言の乳母の「後見」—『落窪物語』からの影響と『源氏物語』の独自性;『狭衣物語』における侍女の変容—「後見」の比較を通じて)
- 第3部 乳母と家族との関係性(物語における宮中の乳母—『うつほ物語』今上帝の乳母を中心に;『源氏物語』における乳母一族の系譜—大弐の乳母、惟光、藤典侍から六の君へ;母親と乳母の関係—浮舟の母・中将の君と浮舟の乳母)
- 第4部 乳母子の役割と活躍(平安時代における乳母子の語義—『延喜式』・古辞書・『源氏物語』の分析から;『源氏物語』における夕顔の乳母子たち—系図の乱れと乳母子の役割について;宇治十帖の二人の右近—同名の侍女の近侍による錯覚)
- 宇治十帖における弁の君の立場—柏木の「乳母子」/大君・中の君の「後見」として
「BOOKデータベース」 より