「語り」は騙る : 現代英語圏小説のフィクション
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「語り」は騙る : 現代英語圏小説のフィクション
彩流社, 2014.3
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語りは騙る : 現代英語圏小説のフィクション
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「カタリ」ワ カタル : ゲンダイ エイゴケン ショウセツ ノ フィクション
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使用文献: 巻末p10-22
索引: 巻末p1-9
Description and Table of Contents
Description
「語り」が「騙り」となってどのようにフィクションの可能性を広げていくのか—ブッカー賞作家のアトウッド、バーンズ、イシグロからE.M.フォースター等、読者の「解釈を拒む」テクストを取り上げ、「語り」の不確かさに迫る。
Table of Contents
- 「語り」というフィクション
- 第1部 人生の可能性を広げる「語り」(物語生成のダイナミズム—マーガレット・アトウッドの「母の人生において意義のある瞬間」;「今、ここ」の限界を超えよう—ジャネット・ウィンターソンの『パワー・ブック』)
- 第2部 信頼できない「私」の「語り」(クイアな語り手—アニタ・ブルックナーの『英国の友人』;「語り」の起源としての母—カズオ・イシグロの『わたしたちが孤児だったころ』 ほか)
- 第3部 限定された視点(「語り」とテクストの位相—キャサリン・マンスフィールドの「至福」;赤く息づく卵から孵化する物語—マーガレット・アトウッドの「青ひげの卵」)
- 第4部 ジェンダーを揺さぶる「語り」(ジェンダーのねじれ—E.M.フォースターの「紫色の封筒」;混乱するジェンダーとセクシュアリティ—E.M.フォースターの「アザーキングダム」)
- 第5部 「語り」は騙る(ゴシックの家から非言語の部屋へ—ミシェル・ロバーツの『家の娘たち』)
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