平治物語
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平治物語
(セミナーブックス・セレクション, . 古典講読||コテン コウドク)
岩波書店, 2014.2
- タイトル読み
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ヘイジ モノガタリ
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注記
1992年刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
激動の中世の幕開けとなった平治の乱。その悲劇の顛末を流麗かつ雄勁に物語る『平治物語』には、王朝中心の発想から武家中心の発想へと、時代のなかで改変されていく人びとの意識が刻み込まれていた。その創造の秘密とつきない魅力を、待賢門の合戦、義朝の最期、常葉都落ちなど、名場面の読みをとおしてさぐる。
目次
- 第1講 忠臣の形象(平治の乱の経緯;「武」の重視—物語の序文;清盛帰洛—反乱鎮圧者の登場;光頼卿参内—朝廷への忠義;清盛像の真実—王朝維持を望んでいた原作者)
- 第2講 大内裏の攻防戦(追討軍進発;悪源太義平と重盛の対決—待賢門合戦;追討軍引きあげ;体験談の影—物語の素材;成立期と作者圏)
- 第3講 源氏の悲劇(義朝の最期—金王丸の報告談;常葉の都落ち—母として;六波羅出頭—娘として;常葉譚の成立事情—盲女の語りと清水寺;作品の全体像)
「BOOKデータベース」 より