ローマ帝国の統治構造 : 皇帝権力とイタリア都市

書誌事項

ローマ帝国の統治構造 : 皇帝権力とイタリア都市

飯坂晃治著

(北海道大学大学院文学研究科研究叢書, 25)

北海道大学出版会, 2014.3

タイトル別名

La struttura governativa dell'Impero romano : il potere imperiale e le città italiane

タイトル読み

ローマ テイコク ノ トウチ コウゾウ : コウテイ ケンリョク ト イタリア トシ

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注記

博士 (文学) の学位を取得した論文「ローマ帝政前期イタリアにおける皇帝権力と都市 : イタリアの『属州化』を中心に」 (北海道大学, 2007) を大幅に加筆・修正を施したもの

参考文献: p207-221

索引あり

内容説明・目次

内容説明

地中海を内海とするローマ帝国の統治基盤は都市であった。皇帝は都市をどのように支配したのか。あるいは、都市は皇帝の支配をどのように受け入れたのか。本書は、碑文史料をもとに、イタリアに派遣された都市監督官・地方裁判官・総督といった帝国官僚の実態に迫り、その都市パトロン的な機能に注目。ローマ帝国の統治構造の特質を明らかにする。

目次

  • 第1章 帝政前期イタリアにおける官僚機構の形成(官僚機構の形成;官僚機構の形成と都市自治)
  • 第2章 都市監督官(curator rei publicae)とイタリア都市(研究史;都市監督官の任務;都市パトロンとしての都市監督官;都市パトロン選任の背景)
  • 第3章 地方裁判官(iuridicus)とイタリア都市(研究史;ハドリアヌス帝期のコンスラレス(consulares)と地方裁判官職の創設;地方裁判官の裁判権;地方裁判官の司法以外の活動;地方裁判官の任用上の特徴)
  • 第4章 三世紀イタリアにおける州制度導入のプロセスについて(研究史;州制度導入のプロセスに関するP.ポレーナの仮説;P・ポレーナの仮説の再検討)
  • 第5章 総督(corrector)とイタリア都市(研究史;州制度導入の目的;州制度導入期の総督・都市関係)

「BOOKデータベース」 より

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