近世東南アジア世界の変容 : グローバル経済とジャワ島地域社会

書誌事項

近世東南アジア世界の変容 : グローバル経済とジャワ島地域社会

太田淳著

名古屋大学出版会, 2014.2

タイトル読み

キンセイ トウナン アジア セカイ ノ ヘンヨウ : グローバル ケイザイ ト ジャワトウ チイキ シャカイ

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注記

博士論文 (University of Leiden, 2005年) を大幅に加筆・修正して日本語訳したもの

参考文献: p438-459

内容説明・目次

内容説明

東南アジア有数の貿易国家バンテンを政治・経済・社会・思想・環境のあらゆる面から徹底的に解読、オランダや中国の刺激に積極的に対応して大きく変容していった現地商人・社会のダイナミズムを胡椒栽培・糖業から海賊活動をも視野に捉えて、その世界史的転換を示した渾身の力作。

目次

  • 序章 東南アジア史におけるバンテン—「停滞の18世紀」論を超えて
  • 第1章 基層の歴史—環境、人口、経済
  • 第2章 支配のイデオロギーと構造—王権、社会、イスラーム
  • 第3章 バンデン反乱1750‐52年
  • 第4章 共栄の時代—スルタンとオランダ東インド会社の蜜月、1752‐70年
  • 第5章 スルタン統治の終焉—王権の衰退と地方のダイナミズム、1770‐1808年
  • 第6章 海賊と貿易ネットワーク—中国‐東南アジア貿易の拡大の中で
  • 第7章 糖業の展開と境界社会の形成—華人移民のインパクトと越境貿易
  • 第8章 植民地国家の構築—統治の浸透と限界、1808‐30年
  • 終章 バンテンにおける近世、世界史の中のバンテン

「BOOKデータベース」 より

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