金融史の真実 : 資本システムの一〇〇〇年

書誌事項

金融史の真実 : 資本システムの一〇〇〇年

倉都康行著

(ちくま新書, 1069)

筑摩書房, 2014.4

タイトル別名

金融史の真実 : 資本システムの1000年

金融史の真実 : 資本システムの一〇〇〇年

タイトル読み

キンユウシ ノ シンジツ : シホン システム ノ イッセンネン

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注記

金融危機年表: p9-10

注: p235-237

内容説明・目次

内容説明

資本主義や資本市場など、マネーが動く舞台「資本システム」。そこでは、ひとたびリスク計算が狂い始めると、負債が適正水準を超え、懸命に回避しようとしても危機は再燃する、その繰り返しだ。我々は、自在に変貌していくこのシステムの上で、あちこち振り回されながら生きているだけではないのだろうか。一二世紀イタリア都市国家からの金融史を概観して、資本主義に内在するメカニズムを暴き、金融メタボ症候群を形成する今日の問題の行方を探る。

目次

  • プロローグ 姿を変える資本システム
  • 第1部 リスクと金融の歴史(イントロダクション;第一期民間資本時代—一二‐一五世紀の民間経済時代;第一期公有化時代—一五‐一七世紀の王室権力時代;第二期民間資本時代—一八‐一九世紀の自由経済時代;第二期公有化時代—一九‐二〇世紀の政府支援時代;第三期民間資本時代—一九八〇‐二〇〇六年の新自由主義時代;第三期公有化時代—二〇〇七年以降の国有化時代;リスク計算と資本システム)
  • 第2部 資本市場の脆弱性(不安の源泉は銀行とソブリン;リスク計算の行き詰まり;「ドルしかない」という弱み;資産バブルの必然性)
  • 第3部 金融の過剰(「大きくて潰せない」は維持不能;中央銀行も失敗する;先進国の国債は救われるか;成長主義の誤謬)
  • エピローグ 本質を見抜いた二人の経済学者

「BOOKデータベース」 より

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