限界にっぽん : 悲鳴をあげる雇用と経済

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限界にっぽん : 悲鳴をあげる雇用と経済

朝日新聞経済部著

岩波書店, 2014.3

タイトル読み

ゲンカイ ニッポン : ヒメイ オ アゲル コヨウ ト ケイザイ

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注記

本書は「限界のにっぽん」(朝日新聞, 2012.8-2013.11刊)に連載した記事を大幅に加筆したもの

内容説明・目次

内容説明

「追い出し部屋」と呼ばれる部署がある。そこで、過酷なノルマ、連日のダメ出しによって退職を迫られる社員たち。一方、「超国家企業」は、人切りのあげくに、人材を安く買い叩こうとしている。このにっぽんでは、正社員も非正規社員も、安心して働くことは不可能になった。「追い出し部屋」は、私たちの社会がたどり着いた限界の象徴だ。そこで何が起きているのか、なぜこんなことになってしまったのか。大反響を呼んだ朝日新聞連載を単行本化!

目次

  • 第1章 貧困と生活苦のにっぽん(夜をさまよう「マクド難民」—非正規の職まで失う;マクド難民予備軍—「稼ぎ悪すぎ、アパートなんて」 ほか)
  • 第2章 追い出し部屋—にっぽんの「勝ち組」がたどり着いた先(配属先は「追い出し部屋」;追い出し部屋次々(1)—「客つくれ、会社来なくていい」 ほか)
  • 第3章 人切り社会にっぽん(再就職支援ビジネス—「全力で支援、なんてウソだ」;派遣に代わり増える出向—「異業種でも、仕事あれば」 ほか)
  • 第4章 「超国家企業」という荒波—空洞化するにっぽんの雇用(ユニクロ、世界で賃金統一—「超国家企業」が揺さぶる雇用;フラット化する賃金—「国内に残すなら賃下げ」 ほか)
  • 第5章 偽りの成長戦略—雇用なきにっぽんの姿(介護バブル—群がるファンド;「介護を成長産業に」の陰で—「なぜ突然値上げするのか」 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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