十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制 : 神学者たちの言論活動と皇帝・諸侯・都市

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十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制 : 神学者たちの言論活動と皇帝・諸侯・都市

蝶野立彦著

彩流社, 2014.2

タイトル別名

十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制 : 神学者たちの言論活動と皇帝諸侯都市

宗教紛争と言論統制 : 十六世紀ドイツにおける : 神学者たちの言論活動と皇帝・諸侯・都市

タイトル読み

16セイキ ドイツ ニオケル シュウキョウ フンソウ ト ゲンロン トウセイ : シンガクシャ タチ ノ ゲンロン カツドウ ト コウテイ・ショコウ・トシ

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注記

史料・参考文献リスト: p672-723

内容説明・目次

内容説明

「宗教的な自由・自治の追求」として始まったドイツの宗教改革は16世紀半ば以後の宗教対立の激化のなかで「統治権力による管理・統合のシステム」に組み込まれていった。宗教紛争の下での「神学者たちの言論・プロパガンダ活動」に着目し、そこで用いられた様々な「情報媒体」そして「言論や情報媒体が及ぼした社会的・政治的作用」と「それに対する統治権力の側の対応」に光を当て、歴史的変化のメカニズムを解明する。

目次

  • 研究史的概観と問題点の整理—「宗教改革と宗派化」「神学論争と都市紛争」「大衆的情報伝達と公共性(公共圏)」
  • 第1部 反“仮信条協定”の闘い(一五四八年〜一五五一年)とマクデブルクの神学者たち(都市マクデブルクと反“仮信条協定”プロパガンダ—反“仮信条協定”の闘い(一五四八年〜一五五一年)を支えた情報環境と言論構造;都市マクデブルクの闘いと“神学者たちの言論”の政治的機能—シュマルカルデン同盟、皇帝への抵抗、帝国の諸公共圏;仮信条協定に対する神学者たちの闘い—「政治的和平」に対する「宗教」の側からの異議申し立て)
  • 第2部 十六世紀後半のドイツ・プロテスタント地域における宗教紛争と言論統制(宗教的一致から言論統制へ—プロテスタントの内部分裂がもたらした「危機」とプロテスタント諸侯による「宗教的一致」の試み;神学者たちと都市紛争—“神学者たちの言論”が都市社会に及ぼした影響と統治権力の対応;神学者たちによる「言論の自由」の主張とその政治的・制度的帰趨—“神学者たちの言論”をめぐる「自由」と「管理」の弁証法)

「BOOKデータベース」 より

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