フーコーの美学 : 生と芸術のあいだで
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フーコーの美学 : 生と芸術のあいだで
人文書院, 2014.3
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フーコー ノ ビガク : セイ ト ゲイジュツ ノ アイダ デ
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Graduate School of Asian and African Area Studies, Kyoto Universityアフリカ専攻
135.57||Tak200031869196
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Note
参考文献: p297-309
博士論文 『ミシェル・フーコーの美学 : 生と芸術のあいだで』 (京都大学, 2012.11提出)に加筆・修正をしたもの
Description and Table of Contents
Description
フーコーの生政治論にはそれと表裏一体をなす「生存の美学」という理念が存在する。自己への働きかけによる自己自身の変形、そして自らの生をひとつの芸術作品にするということ。いまだ論じられることの少ないこのテーマは、美学的な主題を多く扱ったフーコーの前期と、主体や権力を扱った後期を内在的に結ぶ糸となる。蝶番となるキーワードは「外」。本書では、フーコーの主要な著作・講義録はもちろん、ドゥルーズが主体化の新たな様態を指し示す「アクチュアルなもの」の問題系を見出したインタビューや対談なども含めて、細やかに探究する。イタリア現代思想の成果をも取り込みつつ、主体、権力と抵抗、統治、真理などフーコーの主要概念の再検討をくぐり抜け、その思想の全体をひとつの「美学」として丹念に、そして鮮やかに描き出す新鋭の成果。
Table of Contents
- 第1部 外の芸術論(表象とその残余—前期の芸術論から;「外」に触れること—ルーセルと「狂気」の言語)
- 第2部 主体化の構造(主体と権力—「統治」というテクネー;主体と真理—「生存の技法」による関係性の再配置)
- 第3部 外の美学(生と美学—パレーシアをめぐって;生を書き留めること/生を書き換えること—エクリチュールと真理;力としての身体—後期の芸術論から)
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