ヘラクレスは繰り返し現われる : 夢と不安のギリシア神話

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ヘラクレスは繰り返し現われる : 夢と不安のギリシア神話

内田次信著

(阪大リーブル, 47)

大阪大学出版会, 2014.3

タイトル読み

ヘラクレス ワ クリカエシ アラワレル : ユメ ト フアン ノ ギリシア シンワ

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注記

日本語文献: p200

内容説明・目次

内容説明

英雄ヘラクレスは、古代ギリシア・ローマ時代から、現代日本を含めて今日に至るまで、繰り返し現われ続けている。この英雄が、人間の夢・願望と、その裏面としての、存在にかかわる不安心理とを、もっとも良く体現しているからである。本書では、神話心理学的な視点を取りながら、ヘラクレス神話という超時代的・超文化圏的な現象を、ギリシア・ローマ時代に即して読み解いた。前半部では、夢や英雄願望の観点からヘラクレス神話を解明し、それも踏まえて後半部では、繰り返し現われるヘラクレスという現象を、より集中的に論じている。

目次

  • 第1章 出世する英雄—ヘラクレスをめぐる夢と不安の物語
  • 第2章 死の克服への執念—オリエント神話その他と比較しながら
  • 第3章 繰り返し現われるヘラクレス
  • 第4章 老ヘラクレス—「異なる顔」の英雄と老年讃美
  • 第5章 ヘラクレスは何者だったのか?—諸起源説・本質論を概観しながら
  • エピローグ—ルネッサンスから現代までの新しい「ヘラクレスたち」

「BOOKデータベース」 より

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