アルグン川の右岸
著者
書誌事項
アルグン川の右岸
(ExLibris)
白水社, 2014.4
- タイトル別名
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额尓古纳河右岸
Eergunahe youan
The right bank of the Argun
额尓古纳河右岸
- タイトル読み
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アルグンガワ ノ ウガン
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注記
欧文タイトルはp[2]による
底本: 北京十月文芸出版社, 2005年12月刊
内容説明・目次
内容説明
エヴェンキ族最後の酋長の妻、90歳の「私」は、仲間が定住地に移住していくのを見ながら、森の中で最後までトナカイと一緒に残ることを決意して、これまでの人生を語り始める。もともと民族はバイカル湖周辺に住んでいたが、ロシア軍が侵攻してきたため、アルグン川の右岸に渡る。そこは当時、清国だったが、やがて中華民国となる。そして日本軍の対ソ連前線基地となり、男たちは軍事訓練を受けるが、日本軍は敗退していく。やがて中華人民共和国の内モンゴル自治区に変わり、社会主義体制のもと、政府は医療の改善と教育の充実、また動物保護を名目にして定住生活を推し進める。だが彼らのトナカイとの共存共栄の生活が理解されず、狩猟民としての生活が破壊されていく。都市での定住生活に適合もできず、将来を見出せない狩猟エヴェンキ族。民族は徐々に衰亡し、やがて絶滅してしまうのではないか、と危惧する…。
「BOOKデータベース」 より