「外地」日本語文学への射程
著者
書誌事項
「外地」日本語文学への射程
双文社出版, 2014.3
- タイトル別名
-
外地日本語文学への射程
- タイトル読み
-
ガイチ ニホンゴ ブンガク エノ シャテイ
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注記
その他の編者: 木村一信, 竹松良明, 土屋忍
戦前期台湾発行の〈文学関係〉日本語書籍: p247-271
内容説明・目次
内容説明
台湾・韓国・中国・南洋。近代日本の拡張政策によって、占領植民地化されたアジア・東南アジア・南洋諸地域での、文化戦略としての“外地”文学を、現在の射程から考察する。“外地”文学の先鋒となって各地域に渡った邦人文学者たちの国策協力と違和・抵抗の文学やルポ。また現地の人々の受容と反発などを多角的に論じた、渾身の論文13本。資料として「戦前期台湾発行「文学関係」日本語書籍一覧」を付す。
目次
- 台湾(植民地の多言語状況と小説の一言語使用;一九三〇年代日本文学における「野蛮」への共鳴をめぐって—大鹿卓『野蛮人』・谷崎潤一郎『武州公秘話』・山部歌津子『蕃人ライサ』を中心に ほか)
- 韓国(植民地下の日本語雑誌—『緑旗』『国民文学』;朝鮮における日本語文学の形成と文芸欄の帝国主義—『朝鮮』・『朝鮮之実業』の文芸欄とその役割を中心として ほか)
- 中国(「満洲」文学の一側面—『観光東亜』を中心に;小泉譲の“上海”—「桑園地帯」の帰趨 ほか)
- 南洋(森三千代の“ジャワの旅”—その特徴と意味と;記憶を反芻する—寺崎浩の徴用体験とその作品 ほか)
「BOOKデータベース」 より