波よ鎮まれ : 尖閣への視座
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波よ鎮まれ : 尖閣への視座
旬報社, 2014.4
- タイトル読み
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ナミ ヨ シズマレ : センカク エノ シザ
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注記
年表: p275-277
内容説明・目次
内容説明
「領土を守れ」「中国の横暴を許すな」。尖閣問題をめぐって偏狭なナショナリズムが渦巻く。「圧力に圧力で返すのではなく、国境の海で共生できる仕組みを—」。本書には「国益」優先の影で、翻弄され、かき消される生活者たちの切実な声が詰まっている。尖閣諸島や対中国をめぐる緊張が高まる今、ナショナルな扇情に回収されない視点で解決の糸口を模索する。
目次
- 第1部 沖縄発 「中央」から視座を取り戻す(座談会 目線を中央から取り戻す;「中国船は怖い」「中国漁船とのトラブルで困っている」という構図にあてはめたいのでしょう(上原亀一(八重山漁協組合長));俺たちは日本に復帰する前から長年、この海を守ってきた。どんな仕打ちに遭ってもがんばってきた(具志堅用治(はえ縄漁船船長));領土問題というよりは、台湾漁船や中国漁船とのすみ分けか、共存できる環境を整えてもらいたい(比嘉幸秀(一本釣り漁師)) ほか)
- 第2部 台湾発 国越える視座(越境者の視点で尖閣問題を捉え直す;黒潮に沿った一つの家族として台湾漁民も共存共栄を望んでいる。生存のために—(黄一成(中華民国全国漁会理事長));管理は日本といっしょにするほうがいい。台湾の漁民だけでは乱獲してしまうだろうから(張金波(宜蘭県近海漁業協会理事長));領有権争いという政治問題で、蘇澳と石垣の友好が損なわれてはならない。争いを棚上げして、資源を共有できるようにしてほしい(陳春生(蘇澳区漁会理事長)) ほか)
「BOOKデータベース」 より