英語化する世界、世界化する英語
著者
書誌事項
英語化する世界、世界化する英語
みすず書房, 2014.4
- タイトル別名
-
The language wars : a history of proper English
英語化する世界世界化する英語
- タイトル読み
-
エイゴカ スル セカイ セカイカ スル エイゴ
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注記
原著 (John Murray, 2011) の全訳
内容説明・目次
内容説明
21世紀、地球の共通語として不動の王座を得たかに見える英語。が、その英語は英語が母語でない人々の話すエイゴ、新しいデジタル・テクノロジーやカジュアル化する生活の影響を受けて混ざり合い、姿を変えてゆく。綴りや句読点、文法の絶え間ない変化、語尾上げなどのゆゆしき流行…英語はどうなっていくのだろう?5世紀の誕生以来、「ちゃんとした」英語をつくり、それを固定化しようとする人々の論議は絶えなかったが、英語は彼らのはめようとする枷をするりと抜けだして、形を変えつつ世界にひろがり、生存の道を見つけてきた。あたかも生き物のように。話され、文字に書かれて人の心へ届き、その思考や行動をも変えてゆく言葉の力。英語の豊かな歴史を縦横無尽にめぐり、その未来像をスリリングに描く異色の英語史。
目次
- 「大胆に進もう」—英語にまつわる真実と神話
- 生存機械—言語の力と英語への闘い
- 英語の出現—チョーサー、カクストン、クランマー
- エリザベス女王からジョン・ロックまで—言葉の爛熟、正統性、そして意味の不確かさ
- 大当たり—アカデミーについての議論
- 英語綴りという出来損ないの魔術—「ほとんど信じられない」物語
- よい英語の多くの利点—文法の改革と十八世紀的正しい用法
- 「ラウス主教はおバカさん」—規範主義者をいらいらさせる
- おお、わたしのアメリカ、新しく見つけた土地よ!—トマス・ペインから朝食のシリアルまで
- リンドリー・マリーの長い影—衒学趣味…と俗語の「現実的な美しさ」〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より