「国史」の誕生 : ミカドの国の歴史学
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書誌事項
「国史」の誕生 : ミカドの国の歴史学
(講談社学術文庫, [2247])
講談社, 2014.7
- タイトル別名
-
ミカドの国の歴史学
国史の誕生 : ミカドの国の歴史学
- タイトル読み
-
「コクシ」 ノ タンジョウ : ミカド ノ クニ ノ レキシガク
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注記
1994年に新人物往来社より刊行された『ミカドの国の歴史学』を、文庫化にあたり改題したもの
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
近代日本の歴史学は、江戸期の知的伝統と洋学が結合し、摩擦を起こしながら、「新しい日本の自画像」を描くべく成立した。山片蟠桃や平賀源内の合理的思考。福沢諭吉、西周の学問観。実証史学を移植したドイツの歴史家リースと「国史」誕生への道程。そして久米邦武筆禍事件、南北朝正閏論争など、国家との軋轢の中で歴史学は挫折し、鍛えられていく。
目次
- 第1章 「ガリヴァー」の遺産—近代史学のルーツ(江戸のなかの西洋;江戸期の考証学;近代史学の周辺)
- 第2章 「ミカドの国」の周辺—近代明治の学問事情(開化期の史学事情;文明史からの解放)
- 第3章 「カイザーの国」の歴史学—西欧史学の移植(「欧羅巴」史学の履歴書;リースと「史学会」;リースが見た「日本」)
- 第4章 「ミカドの国」の歴史学—久米事件とその周辺(久米邦武筆禍事件;「ミカドの国」の輪郭;久米事件の源流)
- 第5章 「ミカド」から「天皇」へ—喜田事件とその周辺(南北朝正閏論争;南北朝問題の源流;「ミカドの国」の終焉)
「BOOKデータベース」 より