幕末期の老中と情報 : 水野忠精による風聞探索活動を中心に

書誌事項

幕末期の老中と情報 : 水野忠精による風聞探索活動を中心に

佐藤隆一著

思文閣出版, 2014.6

タイトル別名

幕末期の老中と情報 : 水野忠精による風聞探索活動を中心に

タイトル読み

バクマツキ ノ ロウジュウ ト ジョウホウ : ミズノ タダキヨ ニヨル フウブン タンサク カツドウ オ チュウシン ニ

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注記

折込み表1枚

参考文献: p473-479

内容説明・目次

内容説明

本書は、水野忠精を題材とした老中の情報収集を軸に、同時代の他の事例も交えて、幕末期の老中による政治情報収集の実態とその情報内容、さらにはこれらの扱われ方を実証的に分析することで、基本的な老中の情報収集ルートの枠組を明らかにする。悪戦苦闘と挫折をくり返しながらも国政を支え続け、結果的には敗者となった水野忠精ら幕閣の政治活動にも、明治新政府樹立への踏み台としての役割を認め、一定の歴史的評価を与えた。

目次

  • 序章 言葉としての「情報」と「風聞」「風説」
  • 第1章 老中と情報に関わる諸問題
  • 第2章 島津久光卒兵上京・江戸出府に関わる情報収集
  • 第3章 将軍家茂上洛をめぐる情報収集
  • 第4章 攘夷・鎖港問題をめぐる情報収集
  • 第5章 元治の庶政委任と老中の往復書翰
  • 第6章 禁門の変に関わる情報収集
  • 第7章 長州藩・天狗党・外交問題に直面する幕閣と情報
  • 第8章 水野忠精老中罷免をめぐる諸問題
  • 第9章 彦根・土浦両藩とオランダ風説書
  • 終章—まとめにかえて

「BOOKデータベース」 より

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