気分障害は、いま : うつと躁を精神病理学から問い直す
著者
書誌事項
気分障害は、いま : うつと躁を精神病理学から問い直す
誠信書房, 2014.6
- タイトル別名
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気分障害はいま
- タイトル読み
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キブン ショウガイ ワ、イマ : ウツ ト ソウ オ セイシン ビョウリガク カラ トイナオス
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注記
文献: p251-266
索引あり
内容説明・目次
内容説明
混乱と錯綜の中にある現代のうつ病臨床。精神病理学の伝統に立ち返ることで、操作的診断では分からない病理の本質が見えてくる。症状と経過、パーソナリティと発達史、素質と環境、精神療法と薬物療法…新型うつ病、双極スペクトラムと社会変動の関係まで、現在の気分障害論に、精神病理学者がオリジナルな一石を投じる。
目次
- 第1章 症状の質とその構造的意味(症状、症状の質、症状の構造的意味;うつ病と躁うつ病の精神医学史についての小論 ほか)
- 第2章 うつとパーソナリティ(問題の所在;本書のテーゼとなる、二つの見解 ほか)
- 第3章 患者の語りを聴くこと—気分障害患者の発達史論と経過論から(患者の語りを聴く意味;基盤となる治療関係—空間の提供 ほか)
- 第4章 うつ病患者の不安と相克—マックス・ヴェーバーの病跡を介して(内因性の気分障害と不安障害の併存;マックス・ヴェーバーの病跡学—「新型うつ」的病像と『倫理書』の予言)
- 第5章 双極スペクトラムと「躁」について(今日いわれている双極スペクトラムについて—薬物療法、精神病理、治療関係、鑑別診断の観点からの検討;双極スペクトラムと「青年期」—ライフサイクル論を越えて)
「BOOKデータベース」 より