工芸とナショナリズムの近代 : 「日本的なもの」の創出
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工芸とナショナリズムの近代 : 「日本的なもの」の創出
吉川弘文館, 2014.8
- タイトル別名
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工芸とナショナリズムの近代 : 日本的なものの創出
- タイトル読み
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コウゲイ ト ナショナリズム ノ キンダイ : 「ニホンテキ ナ モノ」 ノ ソウシュツ
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注記
図表目録: 巻末pi‐iv
内容説明・目次
内容説明
明治二十年代、“美術”に対抗する概念として成立した“工芸”。帝展の工芸部門開設と「新古典派」の出現、戦時体制下における桃山復興、占領統治下の工芸の輸出と日米文化交流、昭和三十年代の「伝統工芸」の成立など、その歴史的展開を辿る。誕生以来、工芸の存立を支えてきた制度や価値体系を手掛かりに、近代ナショナリズムとの関係を問い直す。
目次
- プロローグ 工芸における「ナショナリズム」と「伝統」
- 1 「工芸」ジャンルの形成—明治二十年代のナショナリズムを背景として
- 2 「帝国」日本における工芸とナショナリズム—アジアへのまなざし
- 3 工芸における「日本的なもの」—国家主義時代の工芸史観を背景に
- 4 戦後の日米文化交流のなかの工芸—冷戦を背景に
- 5 「伝統工芸」の成立—無形文化財制度と戦後ナショナリズム
- 6 工芸館の誕生—「伝統工芸の殿堂」として
「BOOKデータベース」 より