藤原俊成 : 思索する歌びと
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書誌事項
藤原俊成 : 思索する歌びと
三弥井書店, 2014.7
- タイトル別名
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藤原俊成
藤原俊成
- タイトル読み
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フジワラ トシナリ : シサク スル ウタビト
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注記
本稿は卒業論文の一部をまとめなおして発表したもの
内容説明・目次
内容説明
古代から中世への転換期を生き抜いた歌人・藤原俊成。彼は、歌の実作の傍ら生涯をかけて和歌作品の「評価の根拠」を問い続けた。その本質とメカニズムを『古来風体抄』と歌合判詞から現代に甦らせる。
目次
- 第1部 和歌批評の基準を求めて—主著『古来風体抄』が語るもの(導入部が語るもの—「人の心」と歌;仏典引用が語るもの—仏教的歌論の再定義;主題をめぐる検討;和歌史から何を学ぶのか—俊成的批評主体の条件;情動表現への共感—古今集歌の享受;貫之「むすぶ手の」歌はどう読まれたのか—「歌の本体」の理解のために;直感を導く古歌—「古今集本体説」が意味するもの)
- 第2部 批評者俊成の形成と転身—批評語「幽玄」の追跡から(「幽玄」の批評機能・序論—建仁元年『十五夜撰歌合』の場合;秀歌でない歌の「幽玄」—永万二年『中宮亮重家家歌合』など;西行との批評的対決と「幽玄」—『御裳濯河歌合』の場合;伝統を志向する「幽玄」—『六百番歌合』の場合;最晩年の「幽玄」用例—和歌史の動向の中で)
- 第3部 歌論史・和歌史と藤原俊成(『和歌体十種』を読む—和歌批評の規準を問う歌論として;俊成「述懐百首」への一視角—若き俊成の仏教信仰と源俊頼)
「BOOKデータベース」 より