マヤ・アンデス・琉球 : 環境考古学で読み解く「敗者の文明」
著者
書誌事項
マヤ・アンデス・琉球 : 環境考古学で読み解く「敗者の文明」
(朝日選書, 924)
朝日新聞出版, 2014.8
- タイトル別名
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マヤアンデス琉球 : 環境考古学で読み解く敗者の文明
- タイトル読み
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マヤ・アンデス・リュウキュウ : カンキョウ コウコガク デ ヨミトク「ハイシャ ノ ブンメイ」
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注記
その他の著者: 米延仁志, 坂井正人, 高宮広土
参考文献: 巻末p1-9
収録内容
- 環太平洋の環境史を調査する / 米延仁志著
- マヤ文明の盛衰と環境利用 / 青山和夫著
- 古代アンデス文明における環境変化とナスカ地上絵 / 坂井正人著
- 琉球列島の環境と先史・原史文化 / 高宮広土著
内容説明・目次
内容説明
「謎の文明」とされてきたマヤ、アンデス。少なくとも数千年以上狩猟採集が続いた奇跡の島、琉球。近年の湖沼堆積物(年縞)の解析で、これらの環太平洋の諸文明は、環境変動を乗り越えて営まれたことがわかってきた。グアテマラのセイバル遺跡の大規模発掘により、マヤ文明の起源は前1000年ごろにさかのぼり、干ばつにより滅びたわけではないことが判明した。ペルーではナスカの地上絵が新たに見つかり、製作者、作成方法に関する新事実が明らかになっている。大規模な気候変動を、潅漑技術と地上絵を用いた祭祀で乗り越えようとした可能性がある。旧石器時代に琉球列島への進出を果たした人類は長く自然と調和して狩猟採集を続け、約1000年前まで農耕を必要としなかった。歴史の表舞台から消された文明に学ぶ環境と人類の共生。
目次
- 序章 環太平洋の諸文明と環境
- 第1章 環太平洋の環境史を調査する
- 第2章 マヤ文明の盛衰と環境利用
- 第3章 古代アンデス文明における環境変化とナスカ地上絵
- 第4章 琉球列島の環境と先史・原史文化
- 終章 環太平洋の環境文明史と「真の世界史」
「BOOKデータベース」 より