日本人捕虜 : 白村江からシベリア抑留まで : 決定版
著者
書誌事項
日本人捕虜 : 白村江からシベリア抑留まで : 決定版
(中公文庫, [は-36-12],
中央公論新社, 2014.7
- 上
- 下
- タイトル別名
-
決定版日本人捕虜 : 白村江からシベリア抑留まで
- タイトル読み
-
ニホンジン ホリョ : ハクソンコウ カラ シベリア ヨクリュウ マデ : ケッテイバン
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注記
原書房 (1998年3月刊) を「中公文庫」にて再刊したもの
叢書番号はブックジャケットによる
付録1 俘虜ノ待遇ニ関スル条約 (仮訳) : 下 p362-390
付録2 大東亜戦争に於ける捕虜帰還者の取扱方に関する件: 下 p391-392
付録3 乙事件関係者ニ対スル処置ノ件 (昭一九・四・二五) : 下 p393-395
付録4 フェザーストン事件の死亡者名簿: 下 p396-398
付録5 カウラ事件の死亡者名簿: 下 p399-408
付録6 日本兵捕虜の意識調査: 下 p409-413
写真目録: 下 p416-419
表目録: 下 p420-421
図目録: 下 p422
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784122059863
内容説明
戦争で捕虜となった日本人の実像は解明が難しいテーマだった。史料は充分に存在せず元捕虜の口は重い。著者は世界各国で文献を渉猟し捕虜収容所跡を訪ねるとともに、二二〇人を越える元捕虜と遺族へ調査を重ねた。その努力の結晶ともいえる巨編。
目次
- 日本軍における捕虜観念の形成
- 空閑大隊長の自決と爆弾三勇士—美談の誕生
- 蜀の山道を越えて—白浜軍曹の捕虜脱走記
- あゝ鶴よ—ノモンハン戦の残留捕虜たち
- ノモンハン空戦に生きて—生還した宮島曹長
- 中国戦場の日本人捕虜
- 太平洋戦争期の日本人捕虜—展望
- 再会した捕虜同期生—酒巻和男と豊田穣の軌跡
- 米本土の日本人捕虜
- ワレ今ヨリ自爆セントス—一空事件悲話
- フェザーストン収容所の銃弾—雨降って地固まる
- カウラのラッパ(上)—南忠男の死
- カウラのラッパ(下)—小島正雄の場合
- 豪州戦域の日本兵捕虜
- 巻冊次
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下 ISBN 9784122059870
内容説明
丹念な調査と史料踏破をもとに刊行された旧版に、その後の情報による補正を付した決定版。日本人捕虜の生きた姿を明らかにしつつも、感情論に流れず、システムの面から冷静に分析を加えた、特異なテーマを扱った第一級の歴史書。
目次
- パイタ収容所の集団自決—ナンバーワン・サトウ出撃せず
- 再考・海軍乙事件—福留中将自決せず
- ビカネール収容所に生きた人びと—ある韓国空軍英雄も
- シッタンに散った日赤看護婦
- 日本軍前代未聞の集団投降—東部ニューギニア戦線の竹永隊
- シベリア抑留—収容所群島に生きた日本人
- 太平洋戦場の日本人捕虜(南太平洋;中部太平洋;インド・ビルマ;敗戦前後)
- 総括
「BOOKデータベース」 より