東アジア世界の「知」と学問 : 伝統の継承と未来への展望

書誌事項

東アジア世界の「知」と学問 : 伝統の継承と未来への展望

小島康敬編

(アジア遊学, 176)

勉誠出版, 2014.8

タイトル別名

東アジア世界の知と学問 : 伝統の継承と未来への展望

タイトル読み

ヒガシアジア セカイ ノ チ ト ガクモン : デントウ ノ ケイショウ ト ミライ エノ テンボウ

注記

参考文献あり

収録内容
  • 始めに心ありき : 実心実学の認識論 / 小川晴久 [著]
  • 中国古代の「知」の性質と学問 / 張践 [著]
  • 儒教文化圏における知の進展と退縮 / 金彦鍾 [著]
  • フクシマと「倫理」の再興 : 熊沢蕃山とハイデガーにおける老荘的な脱Ge-stellへの道 / 大橋健二 [著]
  • 日本近世の琴学受容に見る「知」の動向 : 江戸後期の村井琴山を中心に / 中尾友香梨 [著]
  • 渡辺崋山の学問観と教育思想 : 主に漢籍から得た学識と小関三英提供の蘭学情報との関連・異同について / 別所興一 [著]
  • 実生活の学問と芸術 : 与謝野晶子にみる / 古藤友子 [著]
  • 中国の反知性主義思想の淵源と成因についての考察 : 先秦時期の儒家・道家の知識論思想を基礎として / 王傑 [著]
  • 中国思想の"徳性の知"を論ず / 単純 [著]
  • 実学の視野からみる儒学知行学説 / 苗潤田 [著]
  • 「百工の知」と「士大夫の知」を論ず / 汪哲 [著]
  • 「知の問題」と「哲学の合法性」との関連 : 東アジアの「近代知」の反省にあるべき一視点について / 林美茂 [著]
  • 一七一一年の辛卯通信使行と加賀藩の学術交流 : 加賀藩文士・伊藤薪野を中心に / 河宇鳳 [著]
  • 十八世紀郷村知識人の自我構成 : 存齋魏伯珪の場合 / 金文鎔 [著]
  • 朝鮮後期の女性性と「知」に関する問題 : 文字の問題を中心に / 朴茂瑛 [著]
  • 儒教的な「教育・教化」論と「実践知」 / 韓睿嫄 [著]
内容説明・目次

内容説明

「実学」という用語の細かな定義に拘らず、「学問」「学び」という緩やかな括りで、東アジア世界において「知」の営みがいかに展開されてきたのか、またそれを将来に向けてどのように継承・発展させてゆくかを検証。日中韓の共同研究により、近代以降の西洋的な学問知から抜け落ちた、東洋の「知」と学びの伝統を問い直す。

目次

  • 始めに心ありき—実心実学の認識論
  • 中国古代の「知」の性質と学問
  • 儒教文化圏における知の進展と退縮
  • フクシマと「倫理」の再興—熊沢蕃山とハイデガーにおける老荘的な脱Ge‐stellへの道
  • 日本近世の琴学受容に見る「知」の動向—江戸後期の村井琴山を中心に
  • 渡辺崋山の学問観と教育思想—主に漢籍から得た学識と小関三英提供の蘭学情報との関連・異同について
  • 実生活の学問と芸術—与謝野晶子にみる
  • 中国の反知性主義思想の淵源と成因についての考察—先秦時期の儒家・道家の知識論思想を基礎として
  • 中国思想の“徳性の知”を論ず
  • 実学の視野からみる儒学知行学説
  • 「百工の知」と「士大夫の知」を論ず
  • 「知の問題」と「哲学の合法性」との関連—東アジアの「近代知」の反省にあるべき一視点について
  • 一七一一年の辛卯通信使行と加賀藩の学術交流—加賀藩文士・伊藤薪野を中心に
  • 十八世紀郷村知識人の自我構成—存齋魏伯珪の場合
  • 朝鮮後期の女性性と「知」に関する問題—文学の問題を中心に
  • 儒教的な「教育・教化」論と「実践知」

「BOOKデータベース」 より

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