論文捏造はなぜ起きたのか?
著者
書誌事項
論文捏造はなぜ起きたのか?
(光文社新書, 714)
光文社, 2014.9
- タイトル別名
-
論文捏造はなぜ起きたのか
- タイトル読み
-
ロンブン ネツゾウ ワ ナゼ オキタノカ
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注記
主要参考文献: p252-253
内容説明・目次
内容説明
世界を騒がせた、理化学研究所のSTAP細胞事件。この背後には、日本の歪んだ科学行政があった。外圧によってもたらされた、分子生物学・再生医療分野の盛況と、潤沢すぎる研究資金。大学の独立行政法人化により伝統と研究の自由を蹂躙され、政府・産業界の使用人と化した大学研究者たち。学術雑誌の正体と商業主義など、研究者を論文捏造に走らせる原因の数々を、筆者ならではの視点から、科学史を交えつつ鋭く指摘する。研究者の自由を取り戻し、論文捏造を根絶するための提言も行なう。
目次
- 第1章 理化学研究所STAP細胞事件とは
- 第2章 研究者はなぜ、データを捏造するのか
- 第3章 明治時代の生命科学の巨人たちはいかに活躍したか
- 第4章 近年のわが国の生命科学の沈滞
- 第5章 科学史上に残る論文捏造
- 第6章 分子遺伝学の歴史と、今後の目標
- 第7章 わが国の生命科学の滅亡を阻止するには
「BOOKデータベース」 より