ヨーロッパの行き詰まり : ユーロ危機は今後どうなるのか

書誌事項

ヨーロッパの行き詰まり : ユーロ危機は今後どうなるのか

デイヴィッド・マーシュ著 ; 田村勝省訳

一灯舎, 2014.7

タイトル別名

Europe's deadlock : how the Euro crisis could be solved-and why it won't happen

ヨーロッパの行き詰まり : ユーロ危機は今後どうなるのか

タイトル読み

ヨーロッパ ノ イキズマリ : ユーロ キキ ワ コンゴ ドウナルノカ

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内容説明・目次

内容説明

著者は債権国と債務国の争いや欧州中央銀行と各国銀行の役割、格差の拡大などといったユーロ地域が抱える問題を、要人の発言や世論を引用しながらその真相を明らかにしている。また、アメリカや、IMFとの関わり、ユーロ地域の混乱が与える影響、アジアとの関係など、グローバルな視点からも考察を行っており、本書の最終章で現状を打開するための諸政策を提案している。翻訳版では、日本語版序文として「日本と欧州の類似点」を新たに追加。現在のユーロ圏の状態が1990年代半ばの日本とよく似ていることから、今後ユーロ圏が「失われた20年」と同じ道を辿る可能性を指摘し、さらにアベノミクスがユーロ地域に与える影響も考慮に入れて、混迷を深めるユーロ地域の今後を検討している。

目次

  • 不幸な家族
  • 幻滅
  • ドイツ問題再論
  • 勝者と敗者
  • 危険な空白
  • 取り返しのつかない誤り
  • 技術官僚のつまずき
  • ECBは他の中央銀行とは違う
  • キプロスの騒動
  • 主権—転換点
  • 恐怖が鍵を握っている
  • ドイツの限界
  • フランスとの関係
  • ブンデスバンクの反撃
  • イタリアでは土壇場が連続している
  • 銀行同盟の妄想
  • IMFにとっての欧州の難問
  • アングロ・サクソンの躊躇
  • アジアのスター台頭
  • 戦争と平和

「BOOKデータベース」 より

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