偶然の日本文学 : 小説の面白さの復権
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偶然の日本文学 : 小説の面白さの復権
勉誠出版, 2014.9
- タイトル読み
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グウゼン ノ ニホン ブンガク : ショウセツ ノ オモシロサ ノ フッケン
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注記
昭和一〇年前後・偶然文学論関係主要参考文献一覧: p239-246
内容説明・目次
内容説明
日常には偶然が満ち満ちているが、小説における偶然は、すべて作者による虚構である。夏目漱石、森鴎外、横光利一、谷崎潤一郎、江戸川乱歩などの作品を素材に、仕組まれた偶然を考察、小説の面白さを再発見する!
目次
- 第1章 文学性・虚構性・偶然性—夏目漱石・国木田独歩・森鴎外
- 第2章 偶然という問題圏—昭和一〇年前後の自然科学および哲学と文学
- 第3章 昭和一〇年前後の「偶然」論—中河与一「偶然文学論」を中心に
- 第4章 通俗小説の偶然性—横光利一「純粋小説論」を中心に
- 第5章 偶然のロマンティシズムと文学—短歌と私小説をめぐって
- 第6章 詩の押韻と偶然—九鬼周造『偶然性の問題』を中心に
- 第7章 投機と相場の偶然—横光利一・獅子文六
- 第8章 ギャンブルの執着性と恋愛および嫉妬—久生十蘭・織田作之助
- 第9章 犯罪小説の蓋然性—谷崎潤一郎・江戸川乱歩
「BOOKデータベース」 より