トーマス・マンの女性像 : 自己像と他者イメージのあいだで Die Frauen bei Thomas Mann : zwischen Selbstbild und dem Bild der Anderen
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書誌事項
トーマス・マンの女性像 : 自己像と他者イメージのあいだで = Die Frauen bei Thomas Mann : zwischen Selbstbild und dem Bild der Anderen
彩流社, 2014.10
- タイトル別名
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トーマスマンの女性像 : 自己像と他者イメージのあいだで
トーマス・マン文学における女性像の系譜
- タイトル読み
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トーマス・マン ノ ジョセイゾウ : ジコゾウ ト タシャ イメージ ノ アイダ デ
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注記
博士論文「トーマス・マン文学における女性像の系譜」 (京都大学, 2008年) を改稿したもの
参考文献一覧: 巻末p31-41
内容説明・目次
内容説明
従来、評価されてこなかったマン作品の「女性像」に、作家自身の「自己像」を見出し、女性という「他者」のなかにマンが投影した性的・社会的・民族的・政治的世界観に迫る。
目次
- 女性を描くトーマス・マン
- 第1部 自己像としての女性像(ゼゼミ・ヴァイヒブロート—『ブデンブローク家の人々』の哲学する老婦人;白いドレスのロッテ—『ワイマールのロッテ』の恋に恋する知的な女性;フロイライン・エンゲルハルト—『魔の山』における女性像と「同性愛」)
- 第2部 不在の他者(ショーシャ夫人は美しいか—『魔の山』における女性像とその「他者」性;ショーシャ夫人と「アジア」のイメージ—『魔の山』における女性像と「東」)
- 第3部 他者からの問いかけ/他者への問いかけ(インマ・スペールマンあるいはカーチャ・プリングスハイム—『大公殿下』と棘のあるユダヤ人女性;ムト・エム・エネト—『ヨセフとその兄弟たち』のナチス像)
- ロザーリエとアンナ—『欺かれた女』のアメリカ像
「BOOKデータベース」 より