マッハとニーチェ : 世紀転換期思想史
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書誌事項
マッハとニーチェ : 世紀転換期思想史
(講談社学術文庫, [2266])
講談社, 2014.11
- タイトル読み
-
マッハ ト ニーチェ : セイキ テンカンキ シソウシ
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注記
原本は2002年2月、新書館より刊行
参考文献: p336-343
年表: p344-349
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
二十世紀思想の源泉はどこにあるのか。十九世紀に眼を向け、物理学者マッハと古典文献学者ニーチェを二つの焦点とした時、その影響圏はこれまで見たことのない景色として立ち現れる。力学的自然観の否定、形而上学の批判という立場への共振として生まれた現象学、ゲシュタルト理論、相対性理論、論理実証主義など二十世紀思想への深い影響とは?
目次
- 序論—マッハとニーチェ
- 力学的自然観とは—ヘルムホルツの到達点
- 実証主義の風潮—もう一つの予備的考察
- エルンスト・マッハの生涯—風車と流れるもの
- 現象学的物理学の構想—マッハの思想1
- 感性的要素一元論—マッハの思想2
- ゲシュタルト理論の成立
- マッハと現象学の系譜
- アインシュタインとフリードリッヒ・アードラーの交友
- レーニンとロシア・マッハ主義者たち
- ウィトゲンシュタイン/ウィーン学団/ケルゼン
- “力への意志”—ニーチェの哲学
- ホーフマンスタールとフッサール
- ムージルに現れるマッハ/ニーチェ体験
- マッハに感応するヴァレリーとムージル
- 二十世紀思想の展開
「BOOKデータベース」 より