波の音が消えるまで
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波の音が消えるまで
新潮社, 2014.11
- 上
- 下
- タイトル別名
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波の音が消えるまで
- タイトル読み
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ナミ ノ オト ガ キエル マデ
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注記
装画: 田中千智
装幀: 緒方修一
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784103275176
内容説明
老人が遺した一冊のノート。たった一行だけ書かれた、「波の音が消えるまで」という言葉。1997年6月30日。香港返還の前日に偶然立ち寄ったマカオで、28歳の伊津航平は博打の熱に浮かされる。まるで「運命」に抗うかのように、偶然が支配するバカラに必然を見出そうともがく航平。謎の老人との出会いが、彼をさらなる深みへと誘っていき…。緑の海のようなバカラ台には、人生の極北があった。生きることの最も純粋な形を求めて、その海に男は溺れる。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784103275183
内容説明
バカラは地獄です。あなたは破滅します。でも、私には、それが羨ましい。美しい中国人娼婦が抱えた哀しい秘密、老人が背負い続けてきた罪と罰、航平の父の死の意外な真相。明かされていく過去を振り切るように、航平は己自身を賭けて最後の大勝負に挑む。そして—。生と死の極限の歩みの果てに辿り着いた場所で、男はその意味を知る。遺された言葉の、ほんとうの意味を。
「BOOKデータベース」 より