書誌事項

『太平記』をとらえる

『太平記』国際研究集会編 ; 北村昌幸 [ほか] 執筆

笠間書院, 2014.11-2016.10

  • 第1巻
  • 第2巻
  • 第3巻

タイトル別名

太平記をとらえる

タイトル読み

タイヘイキ オ トラエル

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注記

第1巻のその他の執筆者: 森田貴之, 長谷川端, 山本晋平, ジェレミー・セーザ, 小秋元段, 兵藤裕己, 長坂成行, 和田琢磨, 阿部亮太

第2巻の執筆者: 張静宇, 森田貴之, 佐伯真一ほか. 第3巻の執筆者: 森田貴之, 張静宇, ジェレミー・セーザほか

内容説明・目次

巻冊次

第1巻 ISBN 9784305707611

内容説明

作品論であれ、考証的研究であれ、「作品」そのものを対象とする研究が停滞するようであっては、文学研究は貧弱化するだろう。ここにとりあげる『太平記』は、南北朝期の四十年に及ぶ戦乱をともかくも描ききった、文字どおり希有の書である。しかし、四十巻という膨大な分量をもつことや、これに取り組む研究者が少ないことなどから、依然として基本的な部分での研究課題を積み残している。こうした状況を省みて、『太平記』研究になお残る課題を少しずつでも解明することをめざし、『『太平記』をとらえる』を全三巻の予定で上梓することとした。

目次

  • 1 『太平記』における知と表現(『太平記』の引歌表現とその出典;『太平記』テクストの両義性—宣房・藤房の出処と四書受容をめぐって)
  • 2 歴史叙術のなかの観応擾乱(下剋上への道—『太平記』に見る観応擾乱と足利権力の神話;『太平記』巻二十七「雲景未来記事」の編入過程について)
  • 3 神田本『太平記』再考(神田本『太平記』に関する基礎的問題;神田本『太平記』本文考序説—巻二を中心に)
  • 外国語要旨
巻冊次

第2巻 ISBN 9784305707628

目次

  • 1 『太平記』における説話の淵源と機能(『太平記』巻三十八「大元軍事」と宋元文化;『太平記』と弘法大師説話—引用説話の射程)
  • 2 『太平記』に描かれた「歴史」(『太平記』における諸卿僉議—南朝の意思決定をめぐる諸問題;高師泰の枝橋山荘造営をめぐる脇役の周縁—『太平記』注解補考(三))
  • 3 神田本『太平記』—本文の探求(神田本『太平記』本文考—巻十六を中心に;室町時代における本文改訂の一方法—神田本『太平記』巻三十二を中心に)
巻冊次

第3巻 ISBN 9784305707635

内容説明

作品論であれ、考証的研究であれ、「作品」そのものを対象とする研究が停滞するようであっては、文学研究は貧弱化するだろう。ここにとりあげる『太平記』は、南北朝期の四十年に及ぶ戦乱をともかくも描ききった、文字どおり希有の書である。しかし、四十巻という膨大な分量をもつことや、これに取り組む研究者が少ないことなどから、依然として基本的な部分での研究課題を積み残している。こうした状況を省みて、私たちは『太平記』研究になお残る課題を少しずつでも解明することをめざし、『『太平記』をとらえる』を全三巻で上梓する。本巻で完結である。

目次

  • 1 『太平記』における知の表現(『太平記』の兵法談義—その位置づけをめぐって;『太平記』巻三十七「楊貴妃事」と『詩人玉屑』)
  • 2 有力守護大名と歴史の表現(今川了俊と『太平記』;『太平記』の情報操作—山名父子の離反をめぐって)
  • 3 書物としての探求(神田本『太平記』の表記に関する覚書—片仮名・平仮名混用と濁点使用を中心に;北畠文庫旧蔵本『太平記』管見)
  • 外国語要旨

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB17378517
  • ISBN
    • 9784305707611
    • 9784305707628
    • 9784305707635
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    3冊
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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