死体は今日も泣いている : 日本の「死因」はウソだらけ
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書誌事項
死体は今日も泣いている : 日本の「死因」はウソだらけ
(光文社新書, 730)
光文社, 2014.12
- タイトル別名
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死体は今日も泣いている : 日本の「死因」はウソだらけ
死体は今日も泣いている : 日本の死因はウソだらけ
- タイトル読み
-
シタイ ワ キョウ モ ナイテ イル : ニホン ノ 「シイン」 ワ ウソ ダラケ
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注記
参考文献: p213-214
内容説明・目次
内容説明
病死に見えて事故死かもしれない。自殺に見せかけた他殺かもしれない。急増する危険ドラッグや過労が原因の死かもしれない。それなのに日本では、犯罪性が疑われる多くの死体が、解剖されることなく荼毘に付されている。ずさんな検視による犯罪見逃しや冤罪も後を絶たない。また、まかり通る「死因のウソ」は、私たち生きている人間に悪影響を及ぼす。伝染病の発見が遅れ、虐待も見逃され、補償金や生命保険料の支払額にも誤りが生じる—。解剖、CT検査、DNA鑑定、組織鑑定など法医学者の仕事に迫りつつ、知られざる社会問題をあぶり出す
目次
- 第1章 検死はこうして行われる(法医学者は何を見ているのか;死体が教えてくれること;あっさりと下された「病死」診断が招いた、連続殺人—首都圏連続不審死・婚活詐欺(木嶋佳苗)事件)
- 第2章 死因は誰が決めるのか(「検死」と「検視」はどう違う?;1枚の書類が死因を変える)
- 第3章 あぶなすぎる検死・検視の現状(「とりあえず心不全にしてしまえ」—21人の死者を生んだパロマガス湯沸かし器事件;CTだけでは出血源を判断できず、外傷を見逃す—肝臓がん破裂の「病死」にされた男性;アザだらけの遺体は、「通常の稽古で亡くなった」もの?—時津風部屋力士暴行死事件)
- 第4章 先進諸国があきれる日本の死因究明制度(日本の死因究明システムは“ガラパゴス”;先進諸国はこんなにすごい)
- 第5章 情報開示と遺族感情をめぐる課題(死者の尊厳と遺族の気持ちの問題;犯罪や冤罪の見逃しの問題;被災地での身元確認、そして)
「BOOKデータベース」 より