原敬 : 外交と政治の理想
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原敬 : 外交と政治の理想
(講談社選書メチエ, 589-590)
講談社, 2014.12
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ハラ タカシ : ガイコウ ト セイジ ノ リソウ
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注記
ページ数: 上: 458p. 下: 494p
系図あり
主要参考文献: 下: p474-483
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784062585927
内容説明
朝敵・南部藩に生まれながら、「公利」と「外交」を重視し、ポスト元勲世代をリードした「平和宰相」原敬伝の決定版。上京して中江兆民に「フランス学」を学び、新聞記者から外交官に転じた天津やパリで活躍した原は、陸奥宗光の腹心となり政界へ進む。大阪毎日新聞社長として経営手腕を揮った後、立憲政友会創立に参加し、首相・伊藤博文のもとで初入閣する。
目次
- 第1部 青春編(維新後の没落—南部藩の少年の成長;学成らざれば死すとも還らず—苦学・キリスト教・司法省法学校;自己確立への模索—中江兆民塾から『郵便報知新聞』記者時代へ ほか)
- 第2部 上昇編(新進気鋭の外交官—天津条約と伊藤博文との出会い;パリ公使館時代の成長—国際法、欧州の政治・外交と文化を学ぶ;陸奥農商相に心酔する—農商務省改革と初期議会 ほか)
- 第3部 熱闘編(伊藤への不信—立憲政友会創立に参加;念願の初入閣—逓信大臣の実力;政友会の掌握から政党政治家へ—日露戦争前の山県有朋閥との闘い ほか)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784062585934
内容説明
日露戦争後、西園寺公望内閣の内務大臣となった原は、山県有朋、桂太郎、大隈重信らとの対決を経て、ついに首相として初の政党内閣を成立させる。しかし、第一次世界大戦後の世界を見通し、新たな日本への道筋をつけつつあったさなか、東京駅で凶刃に斃れた—。理想を求めて格闘し、政治を知り尽くしたその生涯を描き、暗殺によって失われたその後の歴史の可能性を考察する。
目次
- 第4部 剛毅編(西園寺内閣を誕生させる—日露戦後に内相となる;政党政治家原敬の成長—内閣の実力者となる;米欧周遊とその後の円熟—米国への高い評価と日本の指針;実業への活動の広がりと充実—古河鉱業の近代化;選挙地盤の確立と郷里への思い—盛岡別邸と『南部史要』 ほか)
- 第5部 老熟編(「最後の危機」と政党政治への道—第一次世界大戦と大隈内閣;「一山百文」の精神の充実—腰越別荘新築・戊辰殉難者五十年忌;政友会の勢力回復と寺内内閣—中国外交とシベリア出兵、米騒動;原内閣の誕生と新外交—大戦後の外交と植民地;内政大改革の実施—教育・鉄道・国防・選挙区 ほか)
「BOOKデータベース」 より