医師の一分
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医師の一分
(新潮新書, 597)
新潮社, 2014.12
- タイトル読み
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イシ ノ イチブン
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注記
「まえがき」を除く各編はすべて『新潮45』に掲載したものに加筆・修正を加えたもの
内容説明・目次
内容説明
医学の進歩で、なかなか死ねない社会が到来した。しかし90歳過ぎの老衰患者に点滴をし、抗生物質を投与し、透析を行いペースメーカーまで入れて、なんのために「救う」のだ。数多くの死に立ち会ってきた著者は、今どきの「タテマエ」「良識」を嘲笑う。「命に上下は存在する」「患者の自己決定を信じない」「現代の医者は『死神』の仕事を担う」…現代人である「あなた」の死に方についての、辛辣かつ深遠な思索。
目次
- 褒めたら人は伸びるのか
- ストレスはなくせない
- 自己決定の呪縛について
- 「自己決定尊重」の裏側
- なかなか死ねない社会
- がんのメリット
- 生身の医者は絶滅寸前
- 命に上下は存在する
- 引導を渡す役目を担う
- あなたの臨終の枕元に立つ
- 気分の問題
- 二番煎じの価値
- ピークのあとは下るだけ
「BOOKデータベース」 より