犯罪学と精神医学史研究

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犯罪学と精神医学史研究

影山任佐著

金剛出版, 2015.1-

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タイトル読み

ハンザイガク ト セイシン イガクシ ケンキュウ

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文献: 章末

内容説明・目次

巻冊次

[1] ISBN 9784772414050

内容説明

暗殺学、殺人学、アルコール犯罪を中心に犯罪精神病理学の構築に寄与し、自己確認型犯罪、現代型ストーカー等の提唱を通じて現代日本と一部の若者の病理性、時代精神を解明してきた著者による論文集。犯罪精神病理学、欧州精神医学史と我が国における法医学の成立、著者が長年従事してきた学生の大学精神保健活動と教職員のメンタルヘルスを中心とした産業医活動といった精神保健領域、そして多様な執筆活動によるエッセイや講演録からなる。犯罪精神病理学、臨床犯罪学、精神医学、精神医学史を「人間学」へと収斂させる試みの軌跡。

目次

  • 第1部 犯罪学編(犯罪原因論入門—犯罪理論の諸潮流;日本犯罪学会百年、その歴史と展望—新たな犯罪学をめざして:「総合犯罪学」の提唱 ほか)
  • 第2部 精神医学史編(器質・力動論的幻覚論再考;近代精神医学の黎明:臨床および病院精神医学と司法精神医学の誕生—Pinel、Esquirolらの精神医学とその実践 ほか)
  • 第3部 精神保健編(キャンパス・メンタルヘルスの現代的課題、その理念と実践—SRO運動の展開とトータルケア&サポートシステムの構築;「志」を実現する力と“Hokekan”モデルの世界への発信 ほか)
  • 第4部 エッセイ編(私にとって精神医学史とはなにか;「上医」の精神医学—応用精神医学の可能性 ほか)
巻冊次

2 ISBN 9784772416016

内容説明

人間学を欠いた犯罪学は罔く、科学を欠いた犯罪学は殆い。犯罪精神医学の展延と深化の追求のなかで著者が提唱してきた「総合犯罪学」から「統合犯罪学」への道程と、フランス精神病理学の泰斗アンリ・エーの器質・力動論を導きの糸に、犯罪学史・精神医学史の草叢にわけいり、没理論的精神医学の現状に抗して、犯罪学・精神医学の精緻化の鍵とその基盤となる人間学を探索する。有機的に重層する各章を通して、著者の壮大な理論的・実践的構想を垣間見る論集の第二弾。

目次

  • 第1部 犯罪学編(「総合犯罪学」と「統合犯罪学」—統合理論・統合人間学;日本犯罪学会および犯罪学の歴史的研究(日本犯罪学会誕生と犯罪精神医学の先駆者—杉江董;第二期日本犯罪学会と葛藤犯罪学の先駆者—菊地甚一))
  • 第2部 精神医学史編(器質・力動論と有機・精神力動論的人間学;用語「精神医学」をめぐって ほか)
  • 第3部 精神保健編(臨床犯罪学の重要性—地域精神医療のさらなる充実と初犯防止のために/佐世保と名古屋の女子学生による殺人事件に思う;相模原障害者福祉施設大量殺人事件に思う—地域精神医療のさらなる推進と臨床犯罪学、総合犯罪学そして統合犯罪学の展開)
  • 第4部 エッセイ編(先達を偲ぶ;読書の楽しみ ほか)

「BOOKデータベース」 より

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