シベリウスと宣長
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書誌事項
シベリウスと宣長
港の人, 2014.12
- タイトル読み
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シベリウス ト ノリナガ
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内容説明・目次
内容説明
江戸中期の国学者、本居宣長の和歌「敷島のやまとごころを人問はば朝日に匂ふ山桜ばな」に、フィンランドの作曲家ジャン・シベリウスの音楽とつうじる魂の音を聴く。著者は、その音楽の精神と思想をめぐって深く思索し、縦横に語る。シベリウスの音楽は「清潔」であり、「純粋な冷たい水」を飲み干すごとく、ぬるき現代社会に生きるわたしたちの渇きを癒してくれるだろう。本書もしかり。シベリウスを愛する著者の声がときに烈しく、ときにあたたかく響いている。
目次
- 純粋な冷たい水
- 万物の声の音楽家
- 慄える一本の葦
- 凍てついた手
- 白鳥透の交響曲
- 忍耐は練達を生ず
- 死のかげの谷
- 野人の叫び
- グリーグ
- フィンランドの覚醒〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より