ドクター・ハック : 日本の運命を二度にぎった男 Friedrich Wilhelm Hack
著者
書誌事項
ドクター・ハック : 日本の運命を二度にぎった男 = Friedrich Wilhelm Hack
平凡社, 2015.1
- タイトル別名
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ドクターハック : 日本の運命を二度にぎった男
- タイトル読み
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ドクター・ハック : ニホン ノ ウンメイ オ ニド ニギッタ オトコ = Friedrich Wilhelm Hack
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注記
主要参考文献・資料: p333-336
関連年表: p337-341
内容説明・目次
内容説明
1936年2月8日、神戸港に降り立った日独合作映画の撮影隊一行に、一人の英国紳士風の男が混じっていた。その名はフリードリッヒ・ハック。皆からドクター・ハックと呼ばれた人物である。彼の職業はドイツの軍用飛行機や船舶、それらの関連技術の輸入に携わる日本海軍および陸軍のエージェント。訪日の目的は、本来のビジネスに加えて、日独合作映画の下打ち合わせ、さらにはヒトラーの側近リッベントロップとベルリン日本陸軍駐在武官・大島浩の間で進んでいた外交交渉に関わる密命を帯びていた—。ナチスと日本を結びつけた十字架を背負い、日米間の終戦工作を担ったドイツ人スパイ。女優・原節子誕生にも立ち会った、その謎に満ちた生涯。
目次
- 序章 神戸港に降り立った密使
- 第1章 フライブルク
- 第2章 二つの顔—武器商人と秘密情報員
- 第3章 原節子と「武士の娘」
- 第4章 二・二六事件と日独接近
- 第5章 運命の岐路
- 第6章 漏洩した日独の秘密
- 第7章 スイスの諜報員
- 第8章 和平工作とハック
- 第9章 刀折れ矢尽きて
- 終章 ハックの遺言
「BOOKデータベース」 より