空白のユダヤ史 : エルサレムの再建と民族の危機

書誌事項

空白のユダヤ史 : エルサレムの再建と民族の危機

秦剛平著

(学術選書, 069)

京都大学学術出版会, 2015.2

タイトル読み

クウハク ノ ユダヤシ : エルサレム ノ サイケン ト ミンゾク ノ キキ

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注記

参考文献: p348-[354]

索引あり

内容説明・目次

内容説明

バビロン捕囚からエルサレム帰還を果たしたユダヤ人たちは、祖国の再興に着手し神殿を再建する。歴史の新しい変動の波が到来するが、アレクサンドロス大王の登場前後の200年のユダヤ民族の歴史を、わずかな資料をもとに描くことは不可能に近い。ヨセフス『ユダヤ古代誌』の苦心の物語を解読し空白の時代の真相に迫る。ユダヤ教・キリスト教研究の世界的権威が絶妙な語り口で解説する。

目次

  • 第1章 バビロン捕囚からの帰還と神殿再建(キュロス王、ユダヤ民族のバビロン捕囚を終らせる;キュロス王の布告 ほか)
  • 第2章 エステル物語(アルタクセルクセス王の酒宴;ワシュティ、王妃の地位を奪われる ほか)
  • 第3章 アレクサンドロス大王登場前後のユダヤ(大祭司ヨハナンとバゴセスの争い;大祭司の弟マナセとサマリアびと ほか)
  • 第4章 アレクサンドリアにおける律法の書の翻訳(一般論として;トーラーのギリシア語への翻訳の経緯を語るひとつの文書 ほか)
  • 第5章 エジプトとシリアのはざまで(セレウコス一世ニカトールがユダヤ人に与えた特権;アンティオコス三世のパレスチナ征服とユダヤ人に好意的な令書の数かず ほか)

「BOOKデータベース」 より

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