「断」と「続」の中東 : 非境界的世界を游 (およ) ぐ
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「断」と「続」の中東 : 非境界的世界を游 (およ) ぐ
悠書館, 2015.3
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断と続の中東 : 非境界的世界を游ぐ
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「ダン」ト「ゾク」 ノ チュウトウ : ヒキョウカイテキ セカイ オ オヨグ
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参照文献: 各論文末
Description and Table of Contents
Description
研究者自身の姿を隠して客観性を装い、泥臭さをうしなっていく学問的潮流に敢えて棹をさし、「地をはうようなリアリズム」によって人間と人間集団の実相に迫ろうと格闘した研究者たちの記録。
Table of Contents
- 第1部 コミュニケーションの相貌(「不完全」な意志疎通—オマーンの生活世界はかくして成り立っている;私は舌を持っている—イエメンのカート商人の局所的知識;落ちた「子宮」—モロッコ農村部の女性たちの語りの分析;短めの言葉—暴力の経験を語りだす人;商いと人—モロッコのベルベル人に学ぶ非境界)
- 第2部 地理空間と社会空間(世界に散らばるレバノン系・シリア系移民—グローバル化と移民、出稼ぎ労働者、難民のはざまで;海を渡る聖者の「記憶」—ハドラマウトとインドネシアにおけるハウル(聖者記念祭)を通じて;紛争とともに住むこと—イスラエルとパレスチナの境界)
- 第3部 時間を超えて(孤高の楽師—「数」を偏愛するベルベル吟遊詩人;小さなメロディーが開く世界—モロッコ)
- 第4部 象徴のはたらき(「迎合」か「柔軟」か—都市におけるアレヴィーの生き方;かくしてウンム・クルスームはレジェンドとなった—レパートリー深読み;枠物語異聞—もうひとつのアラビアンナイト、ヴェツシュタイン写本試論)
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