被災弱者
著者
書誌事項
被災弱者
(岩波新書, 新赤版 1530)
岩波書店, 2015.2
- タイトル読み
-
ヒサイ ジャクシャ
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注記
主な参考文献: p205-209
内容説明・目次
内容説明
東日本大震災の集中復興期間終了を目前に、復興から取り残される人びとがいる。くらしの再生に必要なものは、巨大プロジェクトの加速ではない。「いつまで被災者なのか」と弱者を切り捨てるなら、社会はその負債を将来にわたって抱え込むだろう。被災は、誰にとっても人ごとではない。災害多発国日本のあやうさを現場から問う。
目次
- 第1章 プレハブ仮設住宅で(「ミスター仮設住宅」の孤軍奮闘;「見守り」は続けられているが… ;ボランティア活動の意義ほか)
- 第2章 みなし仮設で(みなし仮説親睦会「若松会」;みなし仮説とは;みなし仮説の功罪 ほか)
- 第3章 在宅被災者という存在(暗闇の町で;支援対象外の被災者;食料を届けた石巻市 ほか)
- 第4章 被災者とは誰なのか(不公平な扱い;罹災証明をめぐる問題;無力だった災害対策基本法 ほか)
- 第5章 子どもたち—学校と遊び場は取り戻せたか(バスケットボール教室で;子どもに寄り添う;失われた放課後 ほか)
- 第6章 生業再建の希望と困難(二次災害のダメージ;冠水被害の農地;いちご農家の試練 ほか)
- 第7章 復興事業の不条理(災害危険区域設定;自治会の解散、消えていく集落;「住民合意」を尊重した地域も ほか)
「BOOKデータベース」 より