ブロンテ小説における病いと看護

書誌事項

ブロンテ小説における病いと看護

川崎明子著

春風社, 2015.2

タイトル別名

Brontë

タイトル読み

ブロンテ ショウセツ ニオケル ヤマイ ト カンゴ

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注記

参考文献一覧: p345-360

内容説明・目次

内容説明

『嵐が丘』や『ジェイン・エア』はなぜ病気だらけなのか。結核、チフス、痛風などの「病い」は、ブロンテ三姉妹の作品のなかで、どのような役割を果たしているのか。創作行為の源泉としての「病い」と、それが本質的に伴う「語り」に着目し、新たな解釈を提示する。

目次

  • 祝福としての病い
  • 1 ブロンテ小説における病い(病いの展開と報告—七作品におけるプロットと報告価値;ロマンティックな苦しみから自己パロディへ—シャーロット・ブロンテの語りの変遷;診断と解釈のアポリア—『嵐が丘』のネリー論争)
  • 2 ブロンテ小説における看護(一九世紀中期のナース業—看護師、子守、家事使用人、家庭教師、母親;子守ベッシーを超えて—ジェイン・エアが理想のナースになるまで;フロレンス・ナイティンゲールの先駆者たち—『シャーリー』のナースたち;痛みの一事例—『ヴィレット』における「母の喪失」;アン・ブロンテの働く母親たち—『アグネス・グレイ』と『ワイルドフェル・ホールの住人』)
  • 三姉妹三様の病いと看護

「BOOKデータベース」 より

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