日米安保と事前協議制度 : 「対等性」の維持装置
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日米安保と事前協議制度 : 「対等性」の維持装置
吉川弘文館, 2015.3
- タイトル別名
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日米安保と事前協議制度 : 対等性の維持装置
- タイトル読み
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ニチベイ アンポ ト ジゼン キョウギ セイド : 「タイトウセイ」ノ イジ ソウチ
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注記
文献: p266-274
関連年表: p279-284
博士論文 (早稲田大学, 2013年度) を加筆修正したもの
内容説明・目次
内容説明
日米安保条約改定時に成立した事前協議制度。核持ち込みや軍事行動の際、日本の発言権確保のため設けられたが、発動されることなく相互依存を深める装置となっていく。制度の全体像に迫り、日米安保の秘めた側面を暴く。
目次
- 序章 事前協議制度とは何か—適用除外事項とその意味(「非対称」な協力関係;対等性の担保としての事前協議;秘密の「討論記録」 ほか)
- 第1章 事前協議制度の背景(安保条約の成立;事前協議の争点化;米国と事前協議)
- 第2章 安保改定と事前協議制度(日米対等を目指して;事前協議制度のジレンマ;条約区域をめぐる交渉 ほか)
- 第3章 「あいまい合意」の形成—核搭載艦船の寄港をめぐって(日米「パートナーシップ」の深層で;「討論記録」の解釈をめぐって;「非核」の選択 ほか)
- 第4章 沖縄返還と事前協議—制度「有効化」をめぐる交渉(施政権変換の背景;変換条件の模索;日米の交渉戦略と基地態様 ほか)
- 第5章 事前協議回避の制度化(危機下の日米安保と事前協議;空母母港化と事前協議;棒路騒動をめぐって ほか)
- 終章 事前協議制度の役割(新冷戦と日米役割補完の深化;安保再定義と新ガイドライン;事前協議制度が果たした役割;幻想の維持装置として)
「BOOKデータベース」 より