日本の土 : 地質学が明かす黒土と縄文文化

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日本の土 : 地質学が明かす黒土と縄文文化

山野井徹著

築地書館, 2015.2

タイトル読み

ニホン ノ ツチ : チシツガク ガ アカス クロツチ ト ジョウモン ブンカ

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注記

引用・参考文献: p232-238

内容説明・目次

内容説明

日本列島を覆う表土の約2割を占める真っ黒な土、クロボク土。火山灰土と考えられてきたこの土は、縄文人が1万年をかけて作り出した文化遺産だった。30年に及ぶ地質学の研究で明らかになった、日本列島の形成から表土の成長までを、風成層の堆積と、地すべり・崩壊などの侵食との関わりで、考古学、土壌学、土質工学も交えて解説する。

目次

  • 第1章 地球の上の「土」(土と古代科学;土と地球の関係;「土」と「表土」と地質学)
  • 第2章 「土」についての疑問(なぜ遺物は土の中?;土の色で遺物が違う;土壌学から「土」を見る ほか)
  • 第3章 火山灰とローム(十和田で見る実物;「火山灰」とは;「ローム」とは ほか)
  • 第4章 堆積母材と土壌の形成(堆積母材の素材;自生と他生の粘土鉱物;有機物の分解と無機物の残留 ほか)
  • 第5章 表土の地質学(基盤礫の謎;風送塵と表土;土壌の攪乱 ほか)
  • 第6章 日本列島の形成と表土の誕生(日本列島の生い立ち;関東地域の風成層;大阪層群と風成層 ほか)
  • 第7章 山地の地形と表土(地形と表土;地すべり斜面の表土;一般斜面の急斜面の表土 ほか)
  • 第8章 クロボク土の正体(広くクロボク土を観る;クロボク土を分解する;「黒い粒子」の正体 ほか)
  • 第9章 クロボク土と縄文文化(縄文時代と微粒炭;野焼き・山焼きの現場;自然環境の変化と古代人 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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