俳人井月 : 幕末維新風狂に死す
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俳人井月 : 幕末維新風狂に死す
(岩波現代全書, 059)
岩波書店, 2015.3
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俳人井月 : 幕末維新 : 風狂に死す
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ハイジン セイゲツ : バクマツ イシン フウキョウ ニ シス
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Note
参考文献: p259-264
井月略年表: p269-278
Description and Table of Contents
Description
何處やらに寉の聲きく霞かな—明治二〇年、信州伊那で果てた放浪俳人・井月。井月は幕末維新の乱世を、酒の入った瓢箪と杖以外は生涯無一物に徹して、芭蕉を崇拝し、風狂に生き、風狂に死んだ。その生い立ちはいかなるものだったのか?どこから来て、どのような生活をしていたのか?戊辰戦争や明治維新の荒波にどう身を処してきたのか?野垂れ死にした「ほかいびと」の歴史的真実、風狂に生き、風狂に死んだ俳諧師の文学的真実に迫る。
Table of Contents
- 序章 井月風狂に死す
- 第1章 ほかいびと井月—放浪の系譜(放浪の系譜;瓢箪と杖—空也 ほか)
- 第2章 井月の句の世界(ほかいびと—寿ぎの歌・悲しみの歌;井月の句の世界 ほか)
- 第3章 井月の俳論—雅と俗と月並(挨拶と月並;雅と俗—井月は俳句をどう考えていたのか?)
- 第4章 伊那の井月(放浪の俳人井月の境涯;伊那気質と風土を巡る ほか)
- 第5章 井月の出自と思想を探る(長岡で井月を追う;幕末の俳人たち ほか)
- 第6章 水戸の尊王思想と井月(水戸に井月を追う;水戸天狗党 ほか)
- 第7章 二人の亡命者—井月と霞松(それぞれの亡命者;二人の沈黙 ほか)
- 第8章 井月と伊那の夜明け前(裏切られた明治維新;井月と秩父困民党)
- 終章 井月の死
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