聖母子への祈り : 初期フランドル絵画の祈祷者像

書誌事項

聖母子への祈り : 初期フランドル絵画の祈祷者像

今井澄子著

国書刊行会, 2015.2

タイトル別名

聖母子への祈り : 一五世紀前半のフランドル絵画における祈祷者表現の研究

タイトル読み

セイボシ エノ イノリ : ショキ フランドル カイガ ノ キトウシャゾウ

注記

博士論文『聖母子への祈り : 一五世紀前半のフランドル絵画における祈祷者表現の研究』(慶應義塾大学, 2009) に基づき、加筆・修正を加えたもの

参考文献: 巻末p12-31

内容説明・目次

内容説明

ロベール・カンパン『太陽の聖母子』の源泉となった聖母マリアの図像系譜、ヤン・ファン・エイク『ロランの聖母子』に反映された注文主ニコラ・ロランの野心、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン『聖母子を描く聖ルカ』に隠された画家自身の「擬装」肖像—。さまざまな角度から15世紀フランドル絵画を鮮やかに照射し、新たな知見を示す、気鋭の研究者による刺激的論考。

目次

  • 第1章 初期フランドル絵画の黎明期の社会的・宗教的背景
  • 第2章 初期フランドル絵画における祈祷者表現の革新性と宗教画の機能
  • 第3章 祈祷者の中央への進入—ロベール・カンパン作『太陽の聖母子』の上下構図
  • 第4章 祈祷者の対等性—ヤン・ファン・エイク作『ロランの聖母子』の大胆な祈祷者
  • 第5章 祈祷者の「擬装」—ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作『聖母子を描く聖ルカ』にみる「擬装」肖像の開拓
  • 第6章 祈祷者表現の継承と展開

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ