東大ハチ公物語 : 上野博士とハチ、そして人と犬のつながり
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書誌事項
東大ハチ公物語 : 上野博士とハチ、そして人と犬のつながり
東京大学出版会, 2015.3
- タイトル別名
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Narratives of Hachi, professor Ueno and the University of Tokyo : the connections between humans and their dogs
東大ハチ公物語 : 上野博士とハチそして人と犬のつながり
- タイトル読み
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トウダイ ハチコウ モノガタリ : ウエノ ハクシ ト ハチ ソシテ ヒト ト イヌ ノ ツナガリ
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注記
参考文献: 巻末p1-6
収録内容
- 「東大ハチ公物語」のシンボリズム / 一ノ瀬正樹著
- 「ハチ」そして「犬との暮らし」をめぐる哲学断章 / 一ノ瀬正樹著
- 「忠犬ハチ公」は「忠犬」だったのか / 松井圭太著
- 誇り高き秋田犬と飼い主の関係性 / 新島典子著
- 「忠犬ハチ公」の剥製 / 林良博著
- ハチの死因とイヌの病気の変遷 / 中山裕之著
- めざせ先輩犬ハチ / 長谷川寿一著
- 学を喰うイヌ / 遠藤秀紀著
- 映画『ハチ公物語』、『南極物語』に見る日本人のイヌ観 / 溝口元著
- 上野英三郎博士と愛犬ハチ / 塩沢昌著
- ハチと渋谷区 / 桑原敏武著
- 人と犬のつながり / 正木春彦著
内容説明・目次
内容説明
本書は、東京大学農学部弥生キャンパスに、ハチ没後「ハチ十年」を記念して建てられた「ハチ公と上野博士像」(東大ハチ公像)と連携しつつ、東大とハチの関係を論じ、ハチ公物語に象徴される、人と犬のつながりについての、アカデミックな表象の広がりを展開する書物である。哲学、動物学、遺体科学、社会学、農地環境工学など、多様な視点から、新たなハチ公物語が紡ぎ出される。人間にもっとも身近な動物、犬、とのふれあい物語が、学問のなかでどのように昇華され、描出されていくのか。必ずしもたんなる感動物語の再生産ではない、実証と内省と陰影交わる襞のごとき、複層的な色合いが浮かび上がってくるだろう。
目次
- プロローグ 「東大ハチ公物語」のシンボリズム(新しい表象空間へ;歴史の物語論;東大とハチ ほか)
- 第1話 「ハチ」そして「犬との暮らし」をめぐる哲学断章(犬の死;ハチがもたらすもの;人間的な問い ほか)
- 第2話 誇り高き秋田犬と飼い主の関係性(秋田県の特徴;秋田県関連団体の活動;秋田犬の性格 ほか)
- 第3話 ハチの死因とイヌの病気の変遷(ハチの死因;イヌの病気の変遷;伝染するがん ほか)
- 第4話 学を喰うイヌ(命の化け物;野生原種に探るイヌの素因;オオカミのコミュニケーション ほか)
- 第5話 上野英三郎博士と愛犬ハチ(上野博士と農業土木ガク;日本の気候と水田;水田の構造と灌漑排水 ほか)
- エピローグ 人と犬のつながり
「BOOKデータベース」 より