近代日本「陳列所」研究 Commercial museum in modern Japan

書誌事項

近代日本「陳列所」研究 = Commercial museum in modern Japan

三宅拓也著

思文閣出版, 2015.2

タイトル別名

近代日本陳列所研究

タイトル読み

キンダイ ニホン チンレツジョ ケンキュウ

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注記

付録: 「陳列所」建築一覧

内容説明・目次

内容説明

本書が扱う“陳列所”とは、地方行政府によって「物産陳列所」や「商品陳列所」などという名称を冠せられて建設された公共の陳列施設である。これらは博物館関連施設、地域物産の販売所というように、現在の活用方法が異なるだけではなく、竣工時期、意匠、規模、構造、立地環境まで様々である。この種の施設が、都市の農業・工業・商業を奨励する目的で各地に設置された経緯を検証し、制度・活動・建築を含めて都市との関わりに注目することで、明治から昭和戦前期の日本にあまねく普及した“陳列所”の実態を、豊富な図版とともに明らかにする。

目次

  • 序章 “陳列所”研究史と本書の視座
  • 第1章 一九世紀末における商品陳列機関の世界的流行—“Commercial Museum”あるいは“Export Samples Warehouse”
  • 第2章 明治初期の勧業政策と陳列施設
  • 第3章 「通商博物館」設置計画と「商品陳列所」の受容
  • 第4章 農商務省による“陳列所”組織化の試み—貿易品陳列館設立から「道府県市立商品陳列所規程」制定まで
  • 第5章 多様化する“陳列所”—内地・外地の“陳列所”
  • 第6章 社会教育施設としての“陳列所”—山口貴雄による運営とその建築
  • 結章 近代日本の“陳列所”

「BOOKデータベース」 より

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