多言語社会ルクセンブルクの国民意識と言語 : 第二次世界大戦後から1984年の言語法、そして現代

書誌事項

多言語社会ルクセンブルクの国民意識と言語 : 第二次世界大戦後から1984年の言語法、そして現代

小川敦著

大阪大学出版会, 2015.2

タイトル別名

多言語社会ルクセンブルクの国民意識と言語 : 第二次世界大戦後から1984年の言語法そして現代

Grand-Duché de Luxembourg

Groussherzogtum Lëtzebuerg

Großherzogtum Luxemburg

タイトル読み

タゲンゴ シャカイ ルクセンブルク ノ コクミン イシキ ト ゲンゴ : ダイニジ セカイ タイセンゴ カラ 1984ネン ノ ゲンゴ ホウ、ソシテ ゲンダイ

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注記

博士学位請求論文「ルクセンブルクにおける国民意識と言語-第二次世界大戦後から1984年言語法まで-」(2011.5 一橋大学大学院言語社会研究科提出)を主要部分としたもの

日本学術振興会平成26年度科学研究費補助金 (研究成果公開促進費) の助成を受けて刊行

参考文献: p245-256

索引: p257-262

内容説明・目次

内容説明

なぜ、敢えて国民意識を喚起するような言語法が作られたのか?ドイツ語・フランス語の時代を経て、ルクセンブルク語が公用語として確立された背景を解明する。言語イデオロギーや言語意識は、どのようにして言語化され、政治化され、制度に反映されたのか。単一言語主義と多言語主義の対立と融合の系譜をたどり、国民としてのアイデンティティと言語の関係を明らかにする。

目次

  • 1章 国語としてのルクセンブルク語(歴史的な背景;国語としてのルクセンブルグ語 ほか)
  • 2章 三言語併存と言語意識(三言語併存;単一言語性の意識と多言語性の意識 ほか)
  • 3章 第二次世界大戦後の言語ナショナリズムと正書法改革(第二次世界大戦によるナショナリズムの高揚とルクセンブルグ語;マルグ・フェルテスの正書法改革 ほか)
  • 4章 1960年代・70年代と言語学者F.ホフマン(拝啓;F.ホフマンにとってのルクセンブルグ語の位置づけ ほか)
  • 5章 1984年の言語法と言語イデオロギー(1984年の言語法;単一言語性の意識 ほか)
  • 6章 近年の社会の変動と言語(問題の設定と背景;三言語使用と言語イデオロギー ほか)
  • 7章 公用語としてのドイツ語、ルクセンブルク語(問題の設定と背景;三言語使用とドイツ語 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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