日本近代文学におけるフロイト精神分析の受容
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日本近代文学におけるフロイト精神分析の受容
(和泉選書, 177)
和泉書院, 2015.3
- タイトル読み
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ニホン キンダイ ブンガク ニオケル フロイト セイシン ブンセキ ノ ジュヨウ
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注記
参考文献目録: p221-240
精神医学・精神分析学用語索引: p244-254
内容説明・目次
内容説明
精神分析で描く文学変容の歴史。フロイトの精神分析が日本の医学、心理学、文学の分野でどのように論じられたかを概観したうえで、日本近代文学に与えた人間観や文学の方法論の変遷を、森鴎外、中村古峡、内田百〓(けん)、佐藤春夫、中上健次などの諸作品から読み取り、フロイトの思想が果たした役割を解明する。精神分析学による日本近代文学の読み直し。
目次
- 序章 フロイトと近代日本
- 第1章 森鴎外によるフロイトの神経症論への言及
- 第2章 中村古峡「殻」における統合失調症の描写とエピ‐パトグラフィー
- 第3章 内田百〓(けん)の精神分析的考察—「創造の病」における二人の父
- 第4章 佐藤春夫「更生記」における精神分析と精神医学
- 第5章 中上健次におけるフロイトとベイトソン—『魔女ランダ考』の受容をめぐって
- 終章 精神分析受容と文学の方法論
「BOOKデータベース」 より