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拉致と決断

蓮池薫著

(新潮文庫, 10216, は-51-2)

新潮社, 2015.4

Title Transcription

ラチ ト ケツダン

Available at  / 32 libraries

Note

平成24年刊を加筆・修正し、「拉致、その日」「さらに三年」を新たに書き下ろしたもの

Description and Table of Contents

Description

恋人と語らう柏崎の浜辺で、声をかけてきた見知らぬ男。「煙草の火を貸してくれませんか」。この言葉が、“拉致”のはじまりだった—。言動・思想の自由を奪われた生活、脱出への希望と挫折、子どもについた大きな嘘…。夢と絆を断たれながらも必死で生き抜いた、北朝鮮での24年間とは。帰国から10年を経て初めて綴られた、衝撃の手記。拉致の当日を記した原稿を新たに収録。

Table of Contents

  • 拉致、その日—一九七八年七月三十一日
  • 絶望そして光—このまま死ぬわけにはいかない
  • 人質—日本に引き留めようとする家族とも「戦わ」なければならなかった
  • 自由の海に溺れない—日本の自由は、私たちに興奮と戸惑いをもたらした
  • 自動小銃音の恐怖—この地の戦争に巻き込まれ、犬死するのが口惜しかった
  • 生きて、落ち合おう—これは父さんとおまえだけの秘密だよ
  • 煎った大豆を—配給が途絶えたという話が耳に入るようになった
  • 飢えの知恵—その男は小魚をわしづかみにして、洋服のポケットにねじ込んでいた
  • 配給だけでは食えない—私はトウモロコシが一粒落ちていても、拾うようになった
  • 望郷—丘の景色のむこうには、海があるような気がしてならなかった〔ほか〕

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Details

  • NCID
    BB18389053
  • ISBN
    • 9784101362229
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    316p
  • Size
    16cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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