遊廓のストライキ : 女性たちの二十世紀・序説

書誌事項

遊廓のストライキ : 女性たちの二十世紀・序説

山家悠平著

共和国, 2015.3

タイトル別名

遊廓のストライキ : 女性たちの二十世紀序説

タイトル読み

ユウカク ノ ストライキ : ジョセイ タチ ノ ニジュッセイキ・ジョセツ

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注記

博士学位論文「『解放』と『労働』の境界で : 1920-30年代の新聞記事にみる遊郭のなかの女性たちの抵抗と日常」(京都大学大学院, 2013.7)に加筆、修正したもの

参考文献: p251-264

内容説明・目次

内容説明

関東大震災後のモダニズム全盛期に隆盛をきわめた労働争議と呼応するように、「篭の鳥」と呼ばれた娼妓たちが、自らの生と性を奪還するべく立ち上がった—青森、広島、佐賀、福岡など各地の史料を丹念に読み、無名の女性たちの実像に肉薄する。女性史の空白を埋める貴重な成果。図版多数収録。

目次

  • 第1章 芸妓・娼妓を取り巻く環境(遊廓の「近代」の始まり;廃娼運動の誕生;廃娼運動への批判的視座)
  • 第2章 遊廓のなかの女性たち(閉ざされた門のなかで;識字率の上昇と情報の流入;遊廓を離れてから)
  • 第3章 一九二六年の大転換(遊廓の改善という世論の高揚;新聞にあらわれる「娼妓」たち)
  • 第4章 実力行使としての逃走(逃走の時代の幕開け;広島、弘前、ふたつの直接行動;逃走の時代のあとに)
  • 第5章 逃走からストライキへ(凋落する遊廓;大阪、松島遊廓金宝来のストライキ;佐賀、武雄遊廓改盛楼のストライキ;遊廓のなかの女性たちが「求めたこと」)

「BOOKデータベース」 より

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